カセットマルチトラックレコーダー

black audio tapes in close up view
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TEACのカセットマルチトラックレコーダー「144」が発売されてから40年なのだそうです。

カセットテープを使ったマルチトラックレコーダーはこの144が世界初です。中学生からシンセを始めた私は、当時多重録音に関する本を読み漁っていました。そこで必ず紹介されるのが、TEACのタスカムシリーズという多重録音のための機材です。特にオープンリールの4トラックレコーダーの「40-4」という製品が私の憧れでした。あの冨田勲先生も同じものを使用されていたはずです。シンセサイザーで音楽を作るのには、テープレコーダーは必需品だったのです。しかしこれがとてつもなく高価な製品で、とても子供が手に入れられるようなものではありませんでした。

当時の私はカセットテープが大好きで、毎日ラジカセやカセットデッキを使ってピンポン録音でシンセサイザーを録音して遊んでいました。カセットテープもLとRの2トラックがA面B面それぞれにあって合計4トラックなんだから、片面走行にすれば4トラックのマルチレコーダーになるんじゃななかろうか?・・・どこかのメーカーが出してくれたらいいのに・・・と実際思っていました。

そうしたらしばらくして本当にカセットテープの4トラックマルチレコーダーが登場してきたのです。それが「144」でした。

しかし、それでもまだ高い。結局「144」は手に入れることができませんでした。

その後バンド仲間の友達が「144」の後継機種だった「244」という製品を買って、それでみんなでデモを録音したりしていましたが、私が実際に自分で初めて購入したマルチレコーダーは、フォステックスのX-15という製品でした。大学生になってからでした。これはティアックに比べるとずいぶん安くて、10万円を切っていたと思います。

その頃はもうMIDIの時代に入っていて、小型のMIDIシーケンサーも使っていましたので、4トラックのうちの1つをFSKシンク信号に使って、残りの3トラックにそれぞれモノで別のパートを重ねる方法でいろんなデモを作って遊んでいました。

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