Dorico Pro 3 使用開始

black and white keys music note
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年明けにDorico Pro 3を購入しました。
私は譜面を書く仕事が非常に多く、2004年からFinale、2016年からSibeliusを使ってきました。特にSibeliusになってからはもはやDAWよりも向かっている時間が長いほどになっています。
Doricoは開発中の頃から注目していたソフトで、その頃の私はまだFinaleを使っていました。そして次はDoricoに乗り換えようと決めていたのです。しかし2016年になって譜面仕事が激増したため、Finaleではもう追いつかないと判断、その時点ではまだDoricoはリリースされていなかったので、Sibeliusにスイッチいたしました。
Dorico発売後、しばらくは機能が揃っていないということで様子を見ていましたが、Dorico 3の登場で一気に興味が加速し、この年明けに購入を決めました。
さて、そのDorico Pro 3ですが、もう実務で使い始めています。
Sibeliusと比較して良いところをひとつ。それはコードが全譜表にわたって基本共通になっている点です。つまりコードはどの段で入力してもOKで、すべての譜表で同じものが使用されます。各段におけるコードの表示方法は設定で変えられるようになっています。
次にSibeliusと比較して困っている点をひとつ。それは歌詞入力です。英語であればシラブルごとにハイフネーションしたテキストを用意してコピーすると、次から次へと連続してペーストしていけます。これはSibeliusでも同様です。ところが日本語の歌詞だとこの機能が使えません。コピーしたテキストが全て最初の音符に入ってしまうのです。
もちろん一文字ずつ打っていく方法だと問題ないのですが、Sibeliusでは日本語でも連続ペーストができるので、ちょっと残念です。
それとタイがかかっている音符の音引き線の扱いも英語だと問題ないのですが、日本語独特の「ー」を使った書き方に対応できていません。一度タイを外して「ー」を入れてから再びタイで結ぶ必要があります。どうもタイがかかった音符のデータとしての扱いがMIDI的というか、見た目では音符は2つあるんだけとイベントとしては1つという扱いになっているらしく、タイでつながった後ろの音符には歌詞を入れることができないようです。予め歌詞が入った音符をタイで結ぶのはOKですし、MusicXML経由で読み込んだ歌詞付きのメロ譜もちゃんと読み込まれるのですが・・・。
全体的にワークフローは感じがよく、使っていてストレスは少ないです。ただSIbeliusの血統のソフトなのでもう少しSibeliusに似てるのかなと思ったら、結構根本的に違っていて驚きました。
どのタイミングですべての作業をDoricoに切り替えるのかはまだ検討中ですが、レコーディングやライブなど、自分で浄書まで行う仕事については、Doricoでやっていこうと思います。